小4の生徒ちゃんの話です
毎日朝早くに起きて、ピアノの練習を頑張っていたAちゃん。めきめきと上達していく姿を嬉しく思っていたのですが、6月の終わり頃、急にレッスンに来なくなってしまいました。
お母さんが言うには、新しい課題の曲が難しくて、嫌になって部屋に閉じこもってしまったとの事。
確かにわかりにくい曲で、読譜が得意ではないAちゃんにとっては余計に難しかったかなと思い、その曲は飛ばして他の曲をやりましょう、とお母さんにお話したのですが、次の週もお休み。
お母さんが言うには、ピアノが嫌いになったわけではないと思うけれど、意地になってしまったのかもしれないという事で、本人のやる気が戻るまで、待つ事になりました。
幸い、次の時間は弟君のレッスン時間だったので、お姉ちゃんがお休みしている間は、弟君が姉の分と合わせて1時間レッスンをしていました。弟君も、早くお姉ちゃんを追い越したいと1時間レッスンを頑張っていました。
ところが、7月を通り越して、8月の始めのレッスンにもAちゃんの姿がありません。
このままレッスンをやめてしまったら…と思うと、心配で、いつも頭の片隅にAちゃんの事を考えていました。
そんな中、ある日夢の中で、Aちゃんがレッスンに来る夢を見ました。
そして次の日、お母さんから連絡があり、Aちゃんがまたピアノに触り出したので、来月位にはレッスンに行けそうです！とのメールをいただきました。
そして、翌週の今日、なんとAちゃんがレッスンに来てくれました
また、よろしくお願いします！とちゃんとご挨拶ができて、優しい笑顔を久しぶりに見て、涙が出そうな位嬉しかったです。
レッスンした曲は、ラモー作曲のメヌエット👗
メヌエットが作曲された当時の、貴族や、ドレスの話をしながら、楽しくレッスンしました。
これからも、いろいろな事があるかもしれないけれど、ピアノやってて良かった
音楽って面白い
と思えるようなレッスンをしていきたいです。
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