バイオリンを習っている小2の生徒さんのお母様から、お電話をいただきました。
退会を考えているというお電話でした。
その生徒さんは、やる気もあり、お家での練習もとても良くやってきてくれる生徒さんだったので、びっくりして、事情をお聞きしました。
毎朝、早く起きてバイオリンと、勉強を見てあげている事。いまいちやる気がおきない時があったり、間違えを指摘する事で、険悪な関係になってしまう事など、お家での様子をお話してくださいました。
仕事もされて、下に兄弟もいる中で、学校に行く前に、毎朝必ず練習をさせてくれているなんて、大変な努力をされているのだと思いました。
私にも子供がいますが、とても真似できる事ではありません。
練習を見てあげるうちに、つい力が入って感情的になってしまうのも、よく理解できました。
でも、もともと生徒本人がバイオリンに興味を持って始めて、せっかくここまで頑張ってきたのに、ここでやめてしまうのは本当にもったいないなと思い、生徒と2人でお話させてもらえませんかとお話しました。
レッスンの日が来て、生徒さんは話をしにレッスン室へ来てくれました。
お家での様子を聞いてみると、正直に自分の気持ちを話してくれました。
やはり、お母さんが厳しい、という事。バイオリンは嫌ではないので、1人で練習やレッスンができる状態になれば、続けられそうだと話してくれました。
30分、ゆっくり2人きりでいろいろなお話ができました。
その後、「お母さんにお願いしてみようね」
と、お迎えに来たお母様に、1人でやらせてみてもらえませんかとお話しました。
お母様は、理解をしてくださり、もう少し距離を持って見ていきたいと、言ってくださいました。
私は、1人でも練習ができるよう、練習ノートを作って渡しました。
次回以降、前向きに練習が続けられるか、わかりませんが、できるだけ、やる気のでる声掛けや、具体的な課題の与え方など、工夫してサポートしていきたいと思います。
自立への第一歩、この日が良い転機だったと思えるように、レッスンしていきたいと思います。
やはり、音楽は楽しいと思える気持ちが第一ですね。一休みしてもいいので、長く続けられる事を目標に、私も頑張ろうと思いました。
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